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.jpドメインの メール認証導入率

121,772件の.jpドメインをDNSJP独自スキャンで実測。SPF/DMARC設定の有無とポリシー分布を日本のドメインに絞って分析したレポートです。

データ: DNSJP実測スキャン (週次自動更新) | 対象: dns_resolved=true の.jpドメイン全件
データ: 121,772 .jpドメイン実測スキャン (週次自動更新)
121,772
.jpドメイン (スキャン対象)
41,520
SPF設定あり (34.1%)
21,287
DMARC設定あり (17.5%)
9.1%
DMARC reject率

日本の.jpドメインのメール認証は世界に大きく遅れています。 SPF導入率34.1%、DMARC導入率17.5%にとどまり、DMARC設定済みドメインのうちreject(拒否)ポリシーはわずか9.1%。82.5%のドメインがDMARC未設定でなりすましメールのリスクにさらされています。米国のDMARC reject率46%と比較すると、日本はメール認証の「後進国」と言わざるを得ません。

82.5%のドメインがDMARC未設定

DMARC未設定のドメインは、フィッシングメールの踏み台にされるリスクがあります。2024年2月からGoogle/Yahoo!がDMARC設定を事実上義務化し、2025年9月には総務省も導入を要請しています。あなたのドメインを今すぐ診断

.jpドメインのDMARC導入状況はどうなっているか?

121,772件の.jpドメインのうち、DMARC設定があるのは21,287件(17.5%)。設定済みドメインのポリシー分布:

DMARCポリシードメイン数割合
none (監視のみ) 16,852 79.2%
quarantine (隔離) 2,449 11.5%
reject (拒否) 1,947 9.1%
その他 39 0.2%

DMARC分析のポイント

.jpドメインのSPF設定状況はどうなっているか?

121,772件の.jpドメインのうち、SPF設定があるのは41,520件(34.1%)。終端メカニズムの分布:

SPF終端メカニズムドメイン数割合
~all (softfail) 32,814 79.0%
-all (hardfail) 8,028 19.3%
?all (neutral) 312 0.8%
+all (全許可 - 危険) 2 0.0%
その他 364 0.9%

SPF分析のポイント

グローバルとの比較

指標.jp (DNSJP実測)米国 (参考値)
DMARC導入率17.5%~50%
DMARC reject率9.1%~46%
SPF導入率34.1%~70%
SPF hardfail率19.3%~30%

※ 米国の参考値はValimail, Agari, dmarcian等の公開レポートに基づく概算。データソース・測定対象が異なるため直接比較は参考程度。

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.jpサブカテゴリ別 SPF/DMARC導入率

サブカテゴリ別のSPF/DMARC導入率。企業ドメイン (co.jp) が最も高く、政府・自治体は低水準にとどまる。

サブカテゴリドメイン数SPF導入率DMARC導入率
co.jp (企業) 29284 43.7% (12793) 25.3% (7404)
generic .jp 61581 32.2% (19818) 15.5% (9555)
ed.jp (教育機関) 1820 29.7% (541) 9.6% (175)
or.jp (非営利) 7864 45.0% (3538) 21.9% (1722)
gr.jp (任意団体) 1683 33.4% (562) 12.7% (214)
ne.jp (ネットワーク) 7626 27.0% (2057) 14.7% (1119)
ac.jp (学術) 7325 20.0% (1467) 9.1% (669)
go.jp (政府) 2435 14.4% (351) 9.8% (239)
lg.jp (地方自治体) 2154 13.8% (298) 7.8% (169)

サブカテゴリ別分析のポイント

  • co.jp が最も先進的: 企業ドメインはSPF/DMARC共に全サブカテゴリ中最高。Googleの送信者要件やPCI DSSの影響が推定される
  • 政府・自治体は要改善: go.jp / lg.jp は全カテゴリ中最低水準。総務省のDMARC推進にもかかわらず、実態は未対応が大半
  • 教育機関 (ed.jp) はSPFのみ高い: SPFはco.jpに次ぐ水準だが、DMARCはco.jpの約1/3。SPFまでは導入したがDMARCまで進んでいない
  • or.jp (非営利) はバランス型: SPF・DMARC共に全体平均に近い

データソース・分析手法

本レポートは、DNSJPが週次で実施する.jpドメインの一斉TXTレコードスキャンに基づいています。対象は dns_resolved=true の全121,772件の.jpドメイン(co.jp, or.jp, ne.jp, ac.jp, go.jp, 汎用.jp を含む)。

スキャンは自社インフラでドメインのTXTレコードと _dmarc.{domain} のTXTレコードを並列に解決し、v=spf1で始まるレコードをSPF、v=DMARC1で始まるレコードをDMARCとして分類しました。

DMARCポリシーはレコード中の p= タグ(none/quarantine/reject)で判定。SPF終端メカニズムはレコード末尾の all メカニズム(-all, ~all, ?all, +all)で判定しています。

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